自閉症や言語障害を持つ人の中には、自らの感情や要求を言葉で相手に伝えることが苦手な人がいます。話し言葉でのコミュニケーションの代わりに、身振りや手振り、話し手の表情、イラスト、シンボルマーク、図形、その他機器を使って、自分の感情や意志を表現できるように支援する方法を、AAC(補助代替コミュニケーション)といいます。AACのひとつとして、シンボルマークなどの視覚情報と音声を合わせたVOCA(Voice Output Communication Aid 音声出力型コミュニケーション装置)が開発され、使われています。
iPhoneやiPod touch、iPadにダウンロードして使えるAACのソフトウェア、「DropTalk(ドロップトーク)」を開発した、ドロップレット・プロジェクトのリーダーで、長野県稲荷山養護学校教諭の青木高光先生にお話を伺いました。
ドロップレット・プロジェクトのリーダー、長野県稲荷山養護学校教諭の青木高光先生