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主要ウェブサイトのアクセシビリティの状況

この資料について:

日本のウェブサイトのアクセシビリティ状況を把握するため、中央省庁、マスコミ、パイロット地域自治体のウェブサイトのトップページについて、J−WASを使ってアクセシビリティ点検を行った結果のレポートです。2001年8月時点と2002年4月時点での点検結果を比較しています。

以下に、レポート(プレゼンテーション資料)からテキスト部分を抜粋したものを掲載しています。

 → オリジナルのレポート(プレゼンテーション資料、PDF:34KB)はこちらから

この資料の読み方について:

この資料は、6章だてです。各章には番号がついた項目で、トピックスが区切られています。

目次おわり:

a. 点検対象ウェブサイト

中央省庁(36サイト)
首相官邸, 人事院, 内閣法制局, 内閣府, 宮内庁, 警察庁, 防衛庁, 防衛施設庁, 金融庁, 総務省, 公正取引委員会, 公害等調整委員会, 郵政事業庁, 消防庁, 法務省, 外務省, 財務省, 国税庁, 文部科学省, 文化庁, 厚生労働省, 社会保険庁, 農林水産省, 食糧庁, 林野庁, 水産庁, 経済産業省, 資源エネルギー庁, 特許庁, 中小企業庁, 国土交通省, 気象庁, 海上保安庁, 海難審判庁, 環境省, 会計検査院
地方自治体(13サイト)
岡山県, 福岡市, 仙台市, 横浜市, 札幌市, 川崎市, 千葉市, 名古屋市, 京都市, 大阪市, 神戸市, 広島市, 北九州市
大学(10サイト)
北海道大学, 東北大学, 東京大学, 名古屋大学, 京都大学, 大阪大学, 九州大学, 一橋大学, 早稲田大学, 慶應義塾大学
民間企業(95サイト)
NHK, 日本テレビ, TBS, フジテレビ, テレビ朝日, テレビ東京, 朝日新聞, 日経新聞, 読売新聞, 毎日新聞, 産経新聞, 共同通信社, 時事通信社, よみうりランド, 横浜八景島シーパラダイス, ユニバーサルスタジオ・ジャパン, ハウステンボス, 日光江戸村, としまえん, 東京ディスニーランド, 西武園ゆうえんち, サンリオピューロランド, 後楽園ゆうえんち, 富士通, 日本電気, 日本IBM, コンパック, 東芝, セイコーエプソン, アップルコンピュータ, 日立製作所, SONY, 松下電器産業, NTTグループ, KDDI, 日本テレコム, 東京電話, au, DDIポケット, Jフォン, NTTドコモ, アステル, ツーカー, バンダイ, 任天堂, トミー, タカラ, セガ, ナムコ, カプコン, コナミ, タイトー, ハドソン, 本田技研工業, マツダ, スズキ, いすゞ自動車, 三菱自動車工業, 富士重工業, ダイハツ工業, トヨタ自動車, 日産自動車, 光岡自動車, ASAHIネット, JustNet, ぷらら, DION, Sonet, DreamNet, @ニフティ, BIGLOBE, ODN, Panasonic Hi-HO, 大阪近鉄バファローズ, オリックスブルーウェーブ, 西武ライオンズ, 千葉ロッテマリーンズ, 中日ドラゴンズ, 日本ハムファイターズ, 阪神タイガース, 広島東洋カープ, 福岡ダイエーホークス, ヤクルトスワローズ, 横浜ベイスターズ, 読売ジャイアンツ, アイワイバンク銀行, あさひ銀行, 三和銀行, シティバンク, 第一勧業銀行, 大和銀行, 東海銀行, 東京三菱銀行, 富士銀行, 三井住友銀行

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b. 点検方法

トップページの点検
  1. 各ウェブサイトについて、日本語で目次が書かれたページを、J−WASの「点検レベルトリプルA(優先度3)」で点検した。
  2. 優先度ごとに見た「問題点」の数(点検結果に表示された×の数)と、「問題項目」の数を数える。
フレームのあるページの点検方法
  1. フレームセットを定義しているHTMLと、フレームを構成する各HTML(例えば右側に表示されるページ、左側に表示されるページ)をそれぞれ別々に点検する。
  2. 各ページの「問題点」の数を足し合わせる。
  • ここで言う「トップページ」とは、各ウェブサイトの全体をまとめた日本語メインメニューのあるページ。
  • タイプ別に複数のトップページがある場合は、原則として「HTML版」を対象とした。
  • 各ページの点検は、J-WASが行う「自動点検」のみ実施した。
  • 2002年4月の調査は、各ウェブサイトのトップページ(メインメニューページ)のみ対象とした。

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c. 点検結果の概要

1 2001年8月時点での概況

  • 平均して1頁あたり100箇所以上の問題点が検出された。
  • 全体に、トップページの方がそれ以外のページよりも問題点が多く見つかった。
  • 民間企業のウェブサイトの方が問題点は多いが、官公庁・地方自治体のウェブサイトもアクセシブルとは言いがたい。

以下は官公庁、自治体、大学、民間企業のトップページ及びトップページ以下の問題箇所数平均である。

ジャンル別の問題数グラフ

2 2001年8月と2002年4月の点検結果の比較

  • ジャンル別に見ると、地方自治体と大学ではアクセシビリティの改善が見られた。
  • 官公庁、民間企業では、改善されたウェブサイトもあるが、調査対象サイトの平均ではむしろ問題点の数が増えている。

以下は官公庁、自治体、大学、民間企業の問題点の箇所数を2001年8月と2002年4月で比較した結果である。

ジャンル別の問題数の時期ごとの比較グラフ

3 民間企業サイトのアクセシビリティ

  • 民間企業をさらにジャンル別に分けると、マスコミとプロバイダーのサイトで問題点の数が多い。これは、対象ページのテキストコンテンツ量の多さも影響している。
  • 個別には改善されたサイトもあるが、ジャンル別の平均で見ると電話会社以外はあまり改善されていない。
  • 自動車メーカーのように、従来はフラッシュ中心だったページをテキスト中心に変えた結果、点検結果が悪化したケースもある。

以下は業種別に見た民間企業のアクセシビリティを2001年8月と2002年4月を比較したものである。

民間企業サイトの問題数グラフ

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d. アクセシビリティが改善されたサイトの例

トップページの点検結果を見ると、以下のウェブサイトでは問題点の数がかなり減少しており、アクセシビリティに配慮したページの改善、作り直しをしたことがうかがえる。

ただし、これらのサイトでも、問題箇所をすべて無くし、レベルAの評価を得られたのは3サイトのみであった。

以下は全調査対象のうち、アクセシビリティが改善されたサイトのフレームの有無、2度の点検結果である。

アクセシビリティが改善されたサイトの表

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e. アクセシビリティの変化の分布

2001年8月と2002年4月の点検結果を比較すると、大幅に改善していたサイトは22サイト、やや改善していたサイトは24サイトであり、これらをあわせると点検したサイトの約3割で改善が見られた。

しかし、一方で全体の4割弱のサイトでは点検結果が悪化しており、特に25サイトでは問題箇所数が大幅に増加していた。

このように、一部サイトでアクセシビリティが改善しても、大幅に状況が悪化するサイトがあるため、全体としてはアクセシビリティの改善傾向は明確にならなかった。

以下は2度の調査で、アクセシビリティが改善されたもの、されなかったものの実数、及び割合(括弧内)を官公庁、自治体、大学、民間企業、調査対象全体で見たものである。

なお、用語の定義は次の通りである。

大幅改善
優先度1以上の問題箇所と全問題箇所数がともに減少し、特に、優先度1以上の問題箇所数が半数以下になっている。
やや改善
優先度1以上の問題箇所と全問題箇所数がともにやや減少している。
横ばい
前回とほぼ同じ結果、もしくは優先度1以上の問題箇所数と全問題箇所数のどちらかが減少し、もう一方が増加している。
やや悪化
優先度1以上の問題箇所数と全問題箇所数がいずれもやや増加している。
大幅悪化
優先度1以上の問題箇所数と全問題箇所数がいずれも増加し、その一方が2倍以上に大幅に増加している。

アクセシビリティの変化グラフ

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f. この評価の問題点、留意点

  • 多数の問題箇所が指摘されるページでは、ページデザインの考え方により大量に同じ問題が発生するケースが多く見られる。
  • アクセシビリティの考え方の違いによって、J-WASが指摘してしまう問題点もあり、必ずしも問題箇所数が多いウェブページが「アクセシビリティが低い」と言い切れるわけではない。

例えば以下のような問題を指摘できる。

問題点1:ひとつのページ内で大量に発生するケースが多い
  1. 「画像に代替テキストが用意されていない」のは、スペーサーGIFの多用や、読み上げしたくない画像に敢えて代替テキストをつけない場合のためであることもある。
  2. 「各種要素の大きさや位置が固定単位で指定されている」
問題点2:必ずしもアクセシビリティ上の問題とはならないが、J-WASが指摘することがある
  1. 文字の大きさをスタイルシート内で固定単位で指定している場合、スタイルシートを外すことにより、ブラウザ側で文字拡大が可能になる。
  2. 読み上げさせたくない画像に「Alt=“”」というAlt指定をしている場合、J-WASでは「Alt=“ “」(スペース)のみ認めている。

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