ALS(筋萎縮性側索硬化症)や脳性まひ、レット症候群などの手足や発語が不自由になる難病。 病気が進行すると、文字を書いたりキーボードを打ったり、声を出せなくなるため患者は周りとのコミュニケーションが極めて困難になります。
そんな苦しみをなくすために開発されたのが、視線入力装置「マイトビー I-15」(マイトビー)です。 マイトビーを使うと、視線の動きだけで文章作成・読み上げやインターネットなどが可能なため、コミュニケーションを含めた生活全般の質が大きく改善します。 製造元は、視線検知システムの世界最大手でスウェーデンに本社を持つトビー社です。
株式会社クレアクトは国内の総輸入販売元としてマイトビーを取り扱っています。 同社の伊藤直弥(いとうなおや)さんから、マイトビーを使うメリットやユーザーの感想について聞きました。 伊藤さんはおよそ10年間、福祉機器を扱ってきたエキスパート。日ごろから全国各地の個人宅や福祉施設、病院などを訪問しています。
マイトビーを持つ伊藤尚弥さん(クレアクト)