「まず、自分に必要な情報だけを見ることができることでしょうか。印刷媒体のこころリソースブックのようなものは絶対に必要だと思いますが、一般の人も、専門職の人も見ることは少ないのです。なぜかというと、寝たきりでTVが見られない人は自分が見られるようになる情報だけがほしいのであって、他の耳の聞こえない人の情報があっても必要ありません。Webなら必要な情報だけが取り出せます。
また、コーディネイター的な要素もあります。例えば、目が見えない人が点字以外で、音声でしゃべってくれるソフトがあると知っても、自分はどこで手に入れて、それをどう機械に入れて、どう操作したらいいのか分かりません。複数の機器の情報や相談窓口、リンク先もあるので、それに対して、ある程度の情報を総合的に提供できます。Webでは新情報も毎月更新しています。」
「基本的には、障害者である当事者が使う技術についての情報提供ですが、もっと広い目で見て、支援機器専門職の育成と機器開発のために利用してくれればと思います。機器の情報や、その利用の仕方をサポートする人が絶対に必要なのです。しかし、障害者のための電子情報支援技術(e-AT)の知識を持ったエンジニアや専門家がその仕事だけで食べていける状況でないと社会に定着しません。そのためには、一般に製品として機器を流通させないといけない。ここが利用者と支援者と企業がいっしょになる場であればいいと思います。」
相談センターの内容の一部
(ページには、「電子機器を使って何かをしたい方」というタイトルで、「どうすればコンピュータを使えるようになるかわからない。〜障害や病気を持つ人たちのコンピュータ操作についてイメージがつかめない人のために〜」「コンピュータをもっと楽に操作したい。
〜障害や病気を持つ人たちのコンピュータ操作をより具体的に知りたい人のために〜」「日常生活の活動について」「サポート情報について」という項目が並び、直接回答をしてくれる「相談ボタン」も用意されている。)
以下は、このページの奥付です
原本作成日: 2005年10月7日; 更新日: 2019年8月20日;