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近距離無線通信技術を活用した「ものタグ」で視覚障害者の物品識別をスムーズにする

3 多岐にわたる「ものタグ」の活用事例

どのような場面で「ものタグ」が活用されていますか。

星野:日常生活のあらゆる場面で活用していただいています。例えば、視覚障害者の自立的な行動に不可欠な白杖に、キーホルダーのように使えるタイプの「ものタグ」を付けることをお勧めしています。白杖の利用者が複数集まると誰の白杖か分からなくなることが多々あるようなので、「ものタグ」を装着していただくと便利です。また、クリップ付きの「ものタグ」をゴミ袋に装着しておいて、燃えるゴミと燃えないゴミを分別する時に利用している方もいるようです。

視覚障害者だけではなく、会社の研修でご利用いただいたこともあります。某化粧品会社の新人研修で、化粧品に貼ったシールタイプの「ものタグ」から原料などを読み上げるようにして、繰り返し聞くことで学びやすくしたそうです。その会社は、社員食堂を改装した際、視覚障害者がテーブルの位置を把握しやすくなるように、列の番号などを登録したシールタイプの「ものタグ」をテーブルに貼って活用していました。

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