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介護事業者が開発した高齢者を24時間見守る高齢者生活支援システム「LASHIC(ラシク)」

1 日常に違和感なく溶け込む見守り用デバイスを作りたかった

まず、「LASHIC」を開発された経緯を伺えますでしょうか?

増田正寿さん(以下、増田):私は以前、大手介護事業を展開する会社に勤めていたのですが、そのときにスタッフの働きやすい環境を高めなければ、いい介護を届けられないという思いを強くしました。しかし、その後インフィックを創業して自分で事業を運営するようになり、介護業界の人手や財源不足などの課題に直面。2025年には、65歳以上の認知症患者数が約700万人に増加すると言われている中、これまでとは違ったアプローチで課題を解決しなければ、介護業界が破綻してしまうという強い危機感を抱きました。

そこで、一つの案として出てきたのが、センサーやICT技術を活用した見守り用デバイスでした。すでに単身で暮らす高齢者の孤独死は社会問題化しており、近年、当社のヘルパーがお宅に伺ったら亡くなっていたというケースがとても増えています。現場を知る者として、何とかしたい気持ちは強かったのですが、解決方法がない状態でした。

カメラで見守るのも方法のひとつではありますが、すぐに変化を察知するのは難しいですし、四六時中カメラで監視されていることを好ましいと感じる人はほぼいません。また、たとえばポットでお湯を沸かしたタイミングで生存を知らせたり、エマージェンシーボタンで警備員を呼んだりというシステムもありますが、そうした行為をする前に倒れてしまうケースも考えられます。こうした懸念を払しょくするためにも、日常生活の行動や身体の状態を、利用者が無意識のうちにセンシングする技術を使えないかと考えました。

高齢者の孤独死に直面したことが、「LASHIC」の開発につながったと語る増田さん
高齢者の孤独死に直面したことが、「LASHIC」の開発につながったと語る増田さん

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