サイトマップ - ヘルプ - お問い合わせ
 
d
 
現在位置: トップページ > トピック記事 > 高齢者・障害者支援サービス・取組 > 耳が聞こえなくても音がわかる 振動と光で音を伝える「Ontenna」の魅力と可能性(1/4)

耳が聞こえなくても音がわかる 振動と光で音を伝える「Ontenna」の魅力と可能性

1 音の大きさやリズムが振動と光でわかる

まずは「Ontenna」の概要を教えてください。

本多達也氏(以下、本多):Ontennaは、音の大きさを振動と光の強さにリアルタイムで変換して、リズムや音の大きさ、音の特徴を伝える装置です。これによって、リズムやパターンという音の特徴を捉えることができます。大きい音で大きい振動、小さい音で小さい振動が起きます。 これを使うことで、耳が不自由な方が音の強弱を感じられるんです。発話・発音練習でも、積極的に声を出せるようになります。クリップ型になっているので、髪や服に付けて使うことが可能です。

通信で操作できるのでしょうか?

本多:はい。シンプルモード(Ontennaの内蔵マイクを用いて、音を感じるモード)と、スマートモード(Ontennaコントローラーと通信して、音を感じるモード)を選べるのですが、スマートモードは通信により、ひとつのコントローラーで音を感知すれば、複数のOntennaに振動と光を伝えることができます。これにより、複数のOntennaに同時に情報を通知することができ、たとえば耳が聞こえない方たちが集団でダンスをするときに、離れた場所でも音を伝えられるので、近づいてリズムを伝える必要がなくなります。

充電の方法は?

本多:充電スタンドにマグネットが内蔵されており、置くだけで簡単にセットできます。Ontennaとコントローラーの両方が充電可能です。これは「聾学校の先生は休み時間が短いから、なるべく簡単に充電できるようにしてほしい」という声から生まれています。

小さなクリップ式の本体を体に付けるだけで使用できる
小さなクリップ式の本体を体に付けるだけで使用できる

ページの先頭に戻る

目次へ 次へ