肉眼で見える現実の環境に、コンピュータによる情報を重ねる「拡張現実」。近年、Googleの「Google Glass」をはじめ、この拡張現実をメガネ型のハードウェアに搭載する「スマートグラス」が増えています。そうした中、文字を読むことが困難な人向けに特化してデザインされたスマートグラスが注目されています。それが、「文字を音声に変換する機能」と「文字を翻訳する機能」で、生活や読書、学習、就労などあらゆるシーンをサポートするスマートグラス「OTON GLASS」。視点と同位置にある小型カメラで撮影した文字を、文字認識技術でテキストデータに変換し、音声(日本語、英語)にして読み上げることで、言葉や内容を理解することができます。文字が読めない、または読みにくくなる障害「失読症」をはじめ、視力障害のため文字が読めない人にとって、目の前の文字を瞬時に把握できる、画期的なツールです。「OTON GLASS」を開発した背景や、製品の詳細について、株式会社OTON GLASS最高技術顧問(CTO)の淺野義弘(あさの よしひろ)さんにお聞きします。
株式会社OTON GLASS
最高技術顧問(CTO)の淺野義弘さん