2018年4月1日から、「障害者がごく普通に地域で暮らし、地域の一員として共に生活できる共生社会の実現」という理念の下、民間企業をはじめ国や地方公共団体、都道府県等の教育委員会などにおける「障害者法定雇用率」が引き上げられました。これにより、障害者の雇用が一層促進されることが期待されています。
こうした状況に対応するため、神戸市では、障害者の働く意欲を引き出し、能力に応じて活躍できる多様な働き方のサポートと、障害者雇用について知りたい事業者のサポートに注力していくべく、2017年10月にICTを活用した就労支援に特化した全国初の総合相談支援機関「しごとサポートICT」を新たに開設しました。
同機関の運営を委託されているのが、社会福祉法人プロップ・ステーション。神戸市と東京に拠点を持ち、チャレンジドの自立支援組織として、26年前からICTを活用した就労支援を実施しています。今回、全国の自治体に先駆けて、ICTに特化した支援機関を開設するに至ったその背景や、開設後の反響について詳しく話を聞きました。
2017年10月に全国初の「ICTしごとサポート事業」が神戸市でスタート