最近の車にはほとんどカーナビゲーションが装備されているので、使っている方も多いと思いますが、同じように移動中の歩行者を誘導するのが歩行者ナビゲーションです。現在ではこのような歩行者に向けたサービスは、スマートフォンなどの普及に伴って当たり前になってきていますが、人工衛星のGPS電波は屋外でしか受信することができないので、あくまで屋外用の道案内サービスとなっています。
当社の開発した歩行者ナビゲーション・システムは、屋外と屋内をシームレスにつなぐことができるほか、屋内外の階段・段差・スロープ・手すりなど、視覚障害者が安全に歩くための情報を有する「空間の地図情報」データベースを活用します。これにより、場所に応じた適切な音声案内を途切れることなく提供できる画期的なものです。
高精度位置測定、音声認識など、障害者アクセシビリティに関連するICT開発に実績があるIBM東京基礎研究所の協力を得て、2015年2月に開発チームを立ち上げました。
屋内外をシームレスにつなぐ3D地図