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大学入試センターでの音声出題システムの開発が、受験の道と未来を開く(1/5)

1. テストのユニバーサルデザインとは

大学入試センターが設置されたのは、今からおよそ30年前の1977年。1979年に共通第一次学力試験が実施され、1990年には大学入試センター試験(以下、「センター試験」)が開始されました。

大学入試センターは、発足当初から、テストのユニバーサルデザインに十分配慮するよう努めてきました。テストのユニバーサルデザインとは、障害を有する受験者を含む、全ての受験者に公平に配慮して試験を設計する手法のことです。具体的には、重度の視覚障害者、全盲の人に対しては点字問題を、弱視の人に対しては拡大文字問題という、通常10から10.5ポイントの文字サイズを14ポイントに拡大した問題冊子を用意しており、毎年60人程度の受験者が、これらを利用して試験を受けています。

しかしながら、障害者の中には、音声でしか受験ができないという人がまだまだ多くいます。その人たちの受験を可能にする方法、すなわち音声出題システムの開発というのが、テストのユニバーサルデザインに関する私たちの研究室の重要なテーマとなっています。

研究室の皆さんの写真
※写真2 藤芳衛教授の研究室の皆さん

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