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在宅就業の障害者に多くの仕事の提供ができる
バリアフリーな社会に(4/5)

4. 業務管理はどのようにされているのですか

現在企業から発注していただいている仕事は、納期に遅れたりすることもなく、ご満足いただいています。取引先は、大手カメラ会社の子会社、米国系の損害保険会社などです。

しかし、エントリー業務には、繁忙期と閑散期があります。1か月の中にも、年間通じてもあります。繁忙期には、集中力と瞬発力で対応することが必要になります。

障害者本人に自覚を促して、持続力や見通しを立てる力を持っていただくように努力していますが、その点で不得手な障害者の方々がおられます。わが社のスタッフは、業務量を常時監視していますので、そのような場合には、健常者の登録者がリカバリーに活躍します。

たとえば午後3時までに納品する入力の仕事が午後の2時ごろに障害者だけでは消化しきれないと判断した場合は健常者の登録者に「○○の業務が遅れています。手空きの方は参加してください」という協力要請メールを送ります。この携帯メールを受け取り、買い物を早々に切り上げ作業についてくださる方もいます。障害者同士の支え合いもありますが、健常者の力というところも非常に大きいわけです。

在宅就業契約を交わした人でも業務参加がルーズであったりする方がまま見受けられました。在宅入力の仕事はれっきとしたビジネスです。それを障害者一人ひとりに理解してもらうことが必要です。今までにはすぐに辞めてしまう人や、週に1回か2回しか仕事をしない不規則な参加をする方もいました。最初は言いづらかったのですが、「仕事だから甘えてはいけない。お客さまから仕事を預かって、よい品質できちんと製品にして納期を間に合わせなくてはならない。それによって対価が得られる」ときちんと理解してもらう必要があります。少数ですが、不適格で辞めてもらった人もいます。障害が関わっていることもあるかもしれませんが、この仕事にはやはり向き不向きというものがあるようです。

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