「私は、心理学の中でも実験心理学というのをやっていまして、装置を自作してきたのが今につながっています。障害心理の中でも技術利用心理です。人が何かを使ってあることができるようになると、どのような変容をするかという研究です。きっかけは、昔、寝たきりでしゃべれない子がいて、胃潰瘍になって薬でも治りませんでした。先生が『しゃべれたら治るのに』と言うので、声を出す訓練をしました。そうしたら、みるまに胃潰瘍が治ってしまいました。人間ってそういうものなんだなと思いました。現実的な対応がものによっては必要で、気持ちだけではうまくいかないこともあります。
機械を使わず頑張るという意識もあるけれど、機器を使って残存機能を生かしてあげる。頑張れなかったら、機械を使ってできるようになった方がいいということです。これがテクノロジーです。それにテクニックと心が必要になる。技術を生かすも殺すも人間次第です。だから専門職が必要になります。また、お尻を拭くロボットがあるとして、ロボットに拭いてもらうのは嫌だという人がいます。そうではなくて、人間が自分の意思でロボットに命令して拭かせるという視点で考えたらどうか。同じ技術利用でも視点を変えるだけで全然違ってきます。」
装置説明のページ
(「キーボードを押しにくい」「マウスやトラックボールを使いにくい」「キーボードやマウスの操作が出来ない」など、コンピュータ操作が困難な場合別に、解決方法が紹介されています。)
アクセシブルなWebデザインについてのページ
(「英語の乱用はせず、誰にでも解る様に配慮すること」「画像にはALT属性を付けること」「特にリンクをする画像にはALT属性を付けて下さい」など、視覚・聴覚・肢体に障害を持つ人や高齢者・日本語を母国語としない人など、より多くの人にWebを見ていただくために、取りあえず配慮したいことがまとめられています。)
以下は、このページの奥付です
原本作成日: 2005年10月7日; 更新日: 2019年8月20日;