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啓発活動を続け社内の共通認識に。企業理念とリンクさせた「サイボウズ」のアクセシビリティ

3 意識の変化とともにアドバイザーからデザインテクノロジストへ

アクセシビリティに関する取り組みの具体例を教えていただけますか?

小林:アクセシビリティに関する勉強会や、新卒入社の人を対象にアクセシビリティの研修を行っています。現在、取り組みの成果としてリテラシーが向上していますので、社内でアクセシビリティに関する話が通じないことは少なくなっていると思います。勉強会や研修で学んだことを踏まえて、製品を実装していく上で、アクセシビリティのどのような点に気をつければ良いのかを気に掛けたり、自分で学んでくれたりしていると感じています。

他にも、アクセシビリティの問題点を「kintone」に登録してデータリストにしています。それを踏まえて、製品のプログラマーとかデザイナーと協力し、より利用しやすくするための方法を考える研究開発も行ってきました。社内啓発で興味を持ってもらい、サービスの改善に生かし、社外に出していく。そして、お客様からフィードバックをもらって、また社内に持ってくるというサイクルができるといいなと考えながら活動しています。

「kintone」に登録されたアクセシビリティの問題点のデータリスト

「kintone」に登録されたアクセシビリティの問題点のデータリスト

取り組みの内容は変わってきましたか?

小林:当初は、アドバイザーのような立ち位置でアクセシビリティチームに対する質問や相談を受けて回答していました。今は開発の上流から関わったり、デザイナーと相談して決めたりする機会が増えていますね。チームの状況も、アクセシビリティチーム単体で活動するのではなく、デザインテクノロジストという職種でプログラマーやデザイナーが製品全体のデザインを考える時に、一緒にアクセシビリティの観点を伝えるような環境に変化しています。私と杉崎はアクセシビリティが得意ですが、それ以外にデザインとかプログラミングの得意な人が集まって、デザインテクノロジストとしてワンチームでお互いの専門知識を交換しながらサービスをブラッシュアップしています。

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