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高齢者の孤独・孤立の解消へ。福岡市社会福祉協議会がワンタップでつながる交流アプリを開発

3 アプリをきっかけに新たな地域福祉活動×ICT可能性の発見

実証実験を通じて寄せられた声をどのように活かしているのでしょうか?

栗田:当初は、利用場面にグループ内の会話のみを想定して開発していましたが、講座や教室、会話をアシストする画像などのコンテンツ表示と会話を両立させる音声SNSといった機能「みんなで見る」を追加しました。実証実験を行ってわかったことですが、「自分の顔を大きく映してほしくない」、「相手の顔をはっきり見たい」という要望が利用者にあり、画面に映る顔の大きさについてベストな比率を検討中です。

実証実験でどのような気づきを得られましたか?

緒方:使い方の柔軟性とユーザーの広がりの可能性に気づきました。耳が遠くてタブレットの音量を最大にしても、聞き取ることが難しい高齢者の方がいらっしゃいました。その方は、用意した紙に書いて相手に示す筆談を他の方に提案して、参加を続行されていました。「久しぶりに書いて、筋力が落ちてきたなっていうのを実感した」、「筆談に変えたら、普段耳が遠くて話に入れなったのに、入ることができて嬉しかった」などと言っていただき、聞こえないという状況をポジティブに捉えていらっしゃったことが印象的でした。ビデオ通話なので、筆談の紙だけではなく、手話を行っている方の姿を映像で映し出すことも可能です。高齢者に限らず、障害のある方にもお役に立てるサービスに拡大できると可能性を感じました。

高齢者や協力企業を調整し、きめ細かいフォローをしている緒方さん

高齢者や協力企業を調整し、きめ細かいフォローをしている緒方さん

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