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公共交通機関の情報を視覚障碍者へ届けたい
東京大学坂村・越塚研究室の取り組み

3 「Talking Transit」の開発の経緯

公共交通オープンデータ協議会では、いくつかの実証実験が行われてきました。坂村教授が所長を務めるYRPユビキタス・ネットワーキング研究所では、鉄道やバスなどのリアルタイム運行情報や時刻表情報を提供する「ドコシル」と、駅や空港などの混雑情報や施設情報、位置情報を取得することで構内の案内サービスを行う「ココシルターミナル」というスマートフォンアプリを一般公開しました。このアプリはダウンロードすることで誰でも利用することができ、公共交通オープンデータを使った実際のサービスとして、初めての事例となりました。

ただ、あくまで健常者向けであり、視覚障碍者には利用しづらいサービスだったため、東京大学坂村・越塚研究室で、視覚障碍者向けの新たなアプリ開発を始めました。TRONプロジェクトでは、コンピュータを活用して障碍者の手助けとなるシステムやサービスの研究を行っていたこともありますが、そもそもユビキタス社会の実現にはバリアフリー技術はセットで開発する必要があるのです。2013年「Talking Transit」という、JR東日本を始め、首都圏の大手私鉄や地下鉄、都バスの運行情報や、時刻表情報を提供するスマートフォンアプリを開発しました。

Talking Transitのスタート画面と位置情報を発信するココシルマーカー
  Talking Transitのスタート画面と位置情報を発信するココシルマーカー

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