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立体コピーシステムは、視覚障がい者の方への情報伝達をサポートする
コミュニケーションツールです(1/6)

1. 立体コピーシステムはどんなしくみですか

「立体コピーシステムPartner Vision bizhub 360」(以下 Partner Vision)は、専用の用紙「カプセルペーパー」、立体コピー現像機、専用コピー機の3要素を用いて、原稿を立体の形状にコピーするシステムです。

 「カプセルペーパー」は松本油脂製薬(株)が開発した特殊な用紙で、熱が加えられると瞬間的に体積が100倍程度に膨張する熱膨張性マイクロカプセルが紙の表面に塗布されています。コピーしたカプセルペーパーを現像機に通し熱を加えることで、トナーがついた部分のみ熱を吸収し膨張するので、文字や画像が盛り上がるしくみです。
立体コピーシステムは、旧ミノルタカメラと松本油脂製薬(株)が共同でシステム開発を進めてきたもので、第1号機を1980年に発売してから、システムの改良を重ねながら、販売を続けてきました。

従来はアナログコピー機でしたが、2007年に発売したPartner Visionでは専用のコピー機をリニューアルして、デジタル複合機とし、コピーだけでなく、パソコンからのプリント出力*にも対応しています。(*プリンタ機能はオプション)

基本的には専用立体コピー機は一般のコピー機とほとんど変わりませんが、カプセルペーパーへのコピー、プリントに対応した“立体コピーモード”が設けられています。

通常のコピーでは、コピー機の中で200度近い熱を加えてトナーを紙に定着させていますが、カプセルペーパーに同じ温度の熱を加えると、カプセルペーパー全体が膨張してしまいます。これを防ぐために、立体コピーモードを選択すると通常のモードよりも低温でコピーするように制御されています。

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