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聞こえない人と聞こえる人の電話でのコミュニケーションを支援する「電話リレーサービス」

3  「電話リレーサービス」の功績。精神的な自立を実感

「電話リレーサービス」の普及状況と、利用者から寄せられている反響について教えてください。

石井:登録者数は1万3,520名(令和5年8月末現在)です。利用者の反響は大きく3つに分けることができます。

一つ目は、日常生活のちょっとしたことが便利になったという声です。例えば、飲食店の混雑状況を今すぐ確認したいとき、宅配便の再配達を依頼するとき、電話しか受け付けていない病院に予約時間の変更を連絡するときなど、電話が必要なときに「電話リレーサービス」があって助かったと喜んでいただいています。

二つ目は、緊急通報です。緊急時の連絡手段として、電話よりも便利なツールはありませんので、大変重宝されています。

三つ目は、「電話リレーサービス」を利用することによって精神的な自立を叶えることができたという声です。以前は、電話を家族や友人に頼まざるを得なかったけれど、「電話リレーサービス」によって、周囲の人に頼らなくなったことが増え、心理的な負担が軽くなったとのことです。社会生活を送る上で、常に誰かに頼る状況にあると、一人前になった感覚を得られないこともあると思います。「電話リレーサービス」の存在がこのような方々の自立の一助になっていると感じています。

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