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聴覚障害者の情報格差を手話と字幕で埋める「目で聴くテレビ」の挑戦

4 リアルタイム手話放送の拡大で聴覚障害者のサービス向上へ

今後の展望について伺います。「目で聴くテレビ」をどのように成長させていきたいですか。

重田:「目で聴くテレビ」を成長させていく上で最も重要なことは、リアルタイムの提供数を増やすことだと考えています。きこえない人にとって、手話や字幕は極めて重要な手段ですが、残念ながら、日本で手話の付いたテレビ番組はほとんどありません。

また、字幕も100%付けられているわけではありません。特に地方の放送局が制作して放送する番組には、手話だけでなく字幕も付いていないものがまだまだ多くあります。

すべての番組にリアルタイムで手話が付いているという理想に近づけるよう努力しています。「目で聴くテレビ」の存在を一人でも多くの人に知ってもらいたいと思います。

 

取材協力:
認定NPO法人障害者放送通信機構
取材日:
2023年11月

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