サイトマップ - ヘルプ - お問い合わせ
 
 
現在位置: トップページ > トピック記事 > 高齢者・障害者支援サービス・取組 > 視覚障害者の自由な歩行を叶えたい。世界初の靴装着型ナビゲーションシステム「あしらせ」(4/4)

視覚障害者の自由な歩行を叶えたい。世界初の靴装着型ナビゲーションシステム「あしらせ」

4 デバイスの小型化や防水性を高めたい。5Gの高精度測位にも期待

これから、「あしらせ」をどのように改良していきたいとお考えでしょうか。

千野:具体的には、モーションセンサの小型化や防水性を高めることに取り組みたいです。その他のハードに関して言えば、我々は靴と一体型ではなく、どんな靴にも取り外しできるデバイスを目指しているので、成形は難しいところです。現在、国や自治体の視覚障害者団体の皆さんにも協力していただきながら、プロトタイプの改良を進めていますので、日常的に使いやすいように調整していきたいです。足の動きというのは、身体の動きの中でも非常に激しいので、正確な動作情報を収集できるように、センサの精度を高めたいです。ひいてはデータを収集して、歩行情報をナビゲーションに活かしていくということもできればと思います。

いまはBluetoothを活用されているとのことですが、次世代の通信に期待することはありますか?

千野:5Gによる測位に、とても期待しています。5G通信は高速・大容量に注目が集まっていますが、それだけではなく高精度に位置を特定することもできます。スマホで5G通信を使って、瞬時に位置情報を特定できれば、より正確で緻密なナビゲーションを実現できます。その意味でも、通信技術の向上は、「あしらせ」というプロダクトのアップデートに大きく関わってくると考えています。

 

取材協力:
株式会社Ashirase
取材日:
2021年12月

ページの先頭に戻る

前へ 目次へ