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AI搭載ウエアラブルデバイス「OrCam」が視覚障害者の自立した生活を支援

4 今後、新しい技術や機器は社会にますます浸透する

OrCam MyEyeは今後どのように普及していくでしょうか。

柳平:2019年6月から「読書バリアフリー法」が施行されました。これにより、視覚障害者の読書環境が整備されはじめています。たとえば、視覚障害者が蔵書や文書を読むための支援策の一環で、都内の一部図書館でOrCam MyEyeが試験導入されました。新しい技術や機器を積極的に活用しようという機運は、今後ますます高まるだろうと思います。それにより、アクティブな視覚障害者の方、社会進出される方も増えていくのではないでしょうか。

これから充実を図りたいと考えている機能はありますか?

柳平:2019年12月2日に、iPhone 用アプリ「MyEye2アプリ」 が日本で正式にローンチされました。それ以前は全ての設定をパソコンではなくデバイス上で行っていましたが、このアプリを使うとiPhone上での設定も可能になります。今後は、このアプリの機能をさらにアップして、より使いやすくしていきたいです。

 

取材協力:
オーカムテクノロジーズ社
取材日:
2019年12月

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