左から、技術責任者の中谷(なかたに)さん、
代表取締役社長の謝さん、取締役の磯部(いそべ)さん、
顧客対応担当の河村(かわむら)さん
earsopen®は、鼓膜ではなく「骨」で音を聴く製品だそうですね。
謝:当社製品のテーマは「聴力の不安な人にどう音を届けるか?」。独自の骨伝導技術でこのテーマを追求しています。現在は、周囲の会話や環境音を集音し骨伝導で聴く聴覚補助用イヤホン、そして有線やBluetoothでスマートフォンや音楽プレイヤーと接続して音声を楽しめる音楽用イヤホンの2種類を提供しています。
体感してこそ良さが分かっていただける商品です。さっそく、音楽用イヤホンを試してみてください。
耳たぶにフックを引っ掛け、クリップで固定する
イヤホンとしては初めて見る形ですが、どう装着するのでしょう?
謝:フックを耳に掛け、耳たぶをクリップで挟んで装着します。では、Bluetooth接続したスマートフォンから音楽を再生してみましょう。
イヤホンは耳たぶに付いているにもかかわらず、音がはっきりと聴こえる
音楽が聴こえてきました。音が想像よりもずっと自然で、とてもクリアです!
中谷:ありがとうございます。骨伝導と高音質の両立は特にこだわった部分です。音質がしっかりしていてこそ、使い続けてもらえますから。
確かにそうですね……。と、いま自然に会話してしまいましたが、こうやって音楽を聴くのと同時に、周りの人とも支障なく話せるんですね。
磯部:音楽は骨から、会話は鼓膜を通して聴くから両方の音をはっきりと聞き分けられて、内容を問題なく理解できます。
河村:外を歩いたり走ったりするときも、人の足音や自動車のエンジン音といった環境音が耳に入るので、安心して音楽を楽しめるんです。
「骨」と「鼓膜」から同時に音を聴くのは少し不思議な感覚ですが、不快な感じはまったくないですね。
中谷:鼓膜を使わないので、長時間聴いていても耳が疲れません。装着感も、使い始めて最初の数日間は多少の違和感を覚える人もいますが、1週間も使っていれば付けている感覚がなくなります。
クリップで耳にしっかりと固定されるから、ある程度大きな動きをしても外れる心配はなさそうです。