「NET119 緊急通報システム」は、平成28年1月現在、全国で115の消防で導入されており、管轄人口でいうと3200万人まで広がっています。現在全国に約700の消防があるといわれています。この中で、119番通報が入ると位置情報を検出できるシステムを導入している消防が約500とされています。その500がNET119 緊急通報システムを導入できる最大数であることから、導入は順調に進んでいると認識しています。設置箇所でいうと、東海道沿いは概ね導入が進んでいるので、今後は、日本海側・九州エリアまで伸ばしていきたいと思っています。
現場からの声は続々と集まってきています。例えば、首都圏のとある消防局の仮運用が平成27年12月から(正式運用は平成28年2月から)始まっているなかで、同消防局のご担当者様の感覚として、「メールに比べると通報件数が圧倒的に多い」ということと、「通報が入って災害現場に向かう時間は音声と変わらない」ということで、「消防としては通常の119番通報と同じ感覚で運用できている」とのことでした。
希望する追加機能について尋ねたところ、「『これがあった方がいい』というものは今のところない」ということなので、シンプルで使いやすく、また非常に満足いただけているシステムであるという感触を持っています。
平成28年1月現在の導入状況