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テレビ放送視聴困難者に最適な情報を届けたい。
九州字幕放送共同制作センターの取り組み

4 今後の取り組みについて

ここ最近、バリアフリー化の大きな流れの中で、様々なメディアへの字幕付与が当たり前になってきているように感じます。今年人気となったドラマのいくつかには字幕付きのCMが入っていたことに気づいた方はいたでしょうか?。CSR(企業の社会的責任)を重視する大手企業を中心に字幕付きCMがすでに始まっています。企業ホームページ内にある動画やYouTube動画にも字幕が入ったものが増加していて、当社でも九州電力グループのYouTube動画に字幕付与をする取り組みを行いました。今後も字幕が活用される場面が広がっていくことが想定されるので、当社もそれに対応できる技術を磨かなければなりません。

また一方、納期短縮への対応も重要です。下記図表にあるように放送局との素材・納品のやり取り方法をWebを使って工夫することでスピード化を図っていますが、番組制作自体のスケジュールに対応するためにシフト勤務を実施したりすることで対応力を上げていく努力を続けています。

さらなる高齢化で今後も増加し続けるであろう視聴困難者へ、最適な情報を得る手段を提供していくことは当社にとって最大の企業ミッションです。それに加えて、各放送局より出資を受けているわけですから、その要望の実現とコストダウンも大切な役割です。最高の品質と最小のコスト、そしてニーズに合わせたスピード化の実現を図れるよう、今後も貢献していきたいと考えています。

字幕の入ったYouTubeの九州電力の動画
  字幕の入ったYouTubeの九州電力の動画
https://www.youtube.com/watch?v=isQoUUGSiAo
字幕スイッチをオンにすると字幕が表示される

素材の受領〜納品のフロー図
  素材の受領〜納品のフロー図
重畳(ちょうじょう)は動画データに字幕情報を挿入する工程のこと

 

取材協力:
株式会社九州字幕放送共同制作センター
取材日:
2015年11月

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