視覚障害者にとってパソコンは重要な情報通信機器です。ホームページを閲覧、メールの送受信によって受け取るWord、Excel、PDFファイルなど、情報はますます増加しています。音声読上げソフトをさらに使いやすいものにするために株式会社プロシードと開発したのが、Windows対応のユニバーサルスクリーンリーダー「xpNavo」です。
「xpNavo」はMicrosoft社の標準音声インタフェースSAPI5に対応した4種類の音声を装備し、画面上に表示される文字情報やメニューやキー操作などを、それぞれ3種類の違う音声で読みわけます。合成音では聞き取りにくいという要望をもとに研究し、肉声に近い高音質のスピーチエンジンを搭載しています。国産のスクリーンリーダーでははじめて英語のスピーチエンジンを搭載しているので、英語の読み上げにも対応します。
耳と目の両方で、耳だけで確認したいなどさまざまな要望に応えて開発したもので、パソコン画面を拡大しながら読み上げたり、音声の内容に合わせて画面を追従する機能も加えました。視覚障害者だけでなくすべての方に便利に使っていただけるユニバーサルデザイン化したスクリーンリーダーです。
※画像3 なめらかな音声で読上げるxpNavo
※画像4 ユニバーサルスクリーンリーダーxpNavo
2007年の福祉機器展の機器開発部門で優秀賞を受賞した
「xpNavo」の音声は下記のサイトで試聴できます。
http://www.knowlec.com/hp/?page_id=18
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原本作成日: 2008年12月8日; 更新日: 2019年8月19日;