「実際に設置するのは、役所内の案内なら役所の人、観光地なら観光関係の人、商店街ならお店の人となります。設置する側からすれば、発信器本体の価格が安いのが魅力です。受信用の端末も一般の携帯型ラジオでいいので、手持ちのラジオはもちろん、市販のものでは100円ショップで売っているラジオなどでも使えます。高価な受信端末ではありませんから回収の手間もなく、イベントなどでノベリティとして扱うこともできます。
本体に録音機能がついているので扱いも簡単ですし、お店や観光モニュメントなど個々に取り付け可能なので、自由に利用方法を広げることができます。各種の施設内外、公共空間まで、生活の様々な場面での利用が可能です。」
「視覚障害者や健常者など、利用する側からすれば、自分がいつも使っているAMラジオが使えるのが1番でしょう。初めて触る機械だと、操作が分かりにくいこともありますから。AM電波の特性から、発信器に近づけば近づくほど音声が明瞭になるので、視覚障害者は位置の把握がしやすいと思います。」
【図の内容】
「てくてくラジオ」の仕組み
安価、市販のラジオの使用可、扱いが手軽、近づくと音声が明瞭になり距離感がつかめる、というのが特徴です。利用の汎用性が高いのも特徴でしょう。
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原本作成日: 2005年8月10日; 更新日: 2019年8月20日;