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現在位置: トップページ > トピック記事 > 情報バリアフリー全般 > 人の不自由さを助けて幸せにするロボット技術で未来をつくる

人の不自由さを助けて幸せにする
ロボット技術で未来をつくる(4/5)

4. ユビキタス社会とロボットの移動について

現在、国土交通省の「自立移動支援プロジェクト」に連動する形でプロジェクトを行っています。街のあちこちに無線ICタグなどを埋め込んで、コンピュータサーバに情報を集約し、位置情報や店舗情報を発信するシステムを構築するプロジェクトです。東京の銀座4丁目周辺では、すでに「東京ユビキタス計画・銀座」という実証実験が始まっています。今後は全国の主要な都市で実証実験が行われる予定です。

たとえば、ロボットで○○駅まで行きたいという場合には、街に埋め込まれたICタグの情報をもらってナビゲーションされて動き、目的地へ行くことが可能になります。現在顔認証の技術を用いるロボットの研究も進めているので、自分の顔を登録しておけば、顔が鍵の役割を果たします。顔認証では年齢も判別できるので、コックピットに人が向かってきたときには、子どもかお年寄りかを判断して動きを変えることもできます。コックピット自体が動く情報コンソールになるのです。街中から発信される情報システムを連携させることによって、より安全に便利にロボットを使うことができるようになるはずです。

このユビキタス計画は決して夢物語ではなくて、われわれは実現のための下準備を着々としています。乗れるロボットの研究開発も進めています。ロボットを誰でも動かせるような技術を研究もしています。

しかし技術的に実現できるのかということと、いつみなさんが手に入れられるのかは別の問題です。ロボットの部品が世の中に普及して手に入れやすくなったとしても、ナンバープレートはもらえるのか?などロボットが外を走れるようになるまでにはクリアしなければならない課題がたくさんあります。

「Hull」は実際に人間が乗るロボットを視野に入れて研究を進めているものです。知能化した車椅子の研究に応用して、実用化を目指していきます。

 

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