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WEBアクセシビリティの改善でバリアフリーなサイトへ「博報堂SDGsプロジェクト」

1 クライアントにSDGs視点のソリューションを提供したい

最初に、博報堂SDGsプロジェクトの概要について教えてください。

辻田敏宏さん(以下、辻田):2015 年 9 月に国際連合総会で 「国連持続可能な開発サミット」が開催され、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択されました。これを契機にSDGsの達成に向けて、世界的に様々なアクションが展開される中、博報堂としてもアクションを起こすべく取り組みをスタートしました。ちなみにSDGsの17項目の 日本語のコピーや翻訳は博報堂がボランティアで携わりました。

博報堂は広告会社ですので、クライアントに対してSDGsの視点からビジネスイノベーションを支援するかたちでアクションを起こそうと、2019年12月に全社的なプロジェクトとして博報堂SDGsプロジェクトをスタートしました。SDGsが浸透する中で企業の社会的責任を果たすために何かアクションしなくてはいけないという課題感がクライアント企業の中でも高まる中、我々もその課題解決のお手伝いをしようということで、博報堂SDGsプロジェクトを発足させたかたちです。

博報堂SDGsプロジェクトの共同リーダーを務める、博報堂の辻田さん
博報堂SDGsプロジェクトの共同リーダーを務める、博報堂の辻田さん

WEBアクセシビリティ診断は、博報堂SDGsプロジェクトの一環とのことですが、なぜこのサービスを手掛けることになったのでしょうか?

佐宗謙一さん(以下、佐宗):きっかけは当社の営業から、ミライロ社を紹介してもらったことです。ミライロ社は障がいを価値に変える「バリアバリュー」の視点から、ユニバーサルデザインを提案している企業です。紹介を受けてミライロ社とどのようなサービスの構築が望ましいのか議論する中で、デジタル庁の発足や障害者差別解消法の改定などが重なり、WEB上で生じる3つのバリア「環境のバリア」「意識のバリア」「情報のバリア」を解消するためのサービスを作れないかということで、ミライロ社とWEBサイト制作の実績が豊富な博報堂アイ・スタジオの3社でタッグを組んで、WEBアクセシビリティ診断というソリューションサービスを開発することになりました。

博報堂SDGsプロジェクトのメンバーで、WEBアクセシビリティ診断のサービス開発を担当した佐宗さん
博報堂SDGsプロジェクトのメンバーで、WEBアクセシビリティ診断のサービス開発を担当した佐宗さん

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