声を失った方のための音声コミュニケーション支援SaaSの開発および提供
喉頭摘出者、ALS患者、パーキンソン病患者の方など、通常の発話が困難な方
喉頭癌・下咽頭癌などで癌の根治を優先し喉頭摘出された方は、声を失い、音声コミュニケーションがなくなることにより、日常生活でのQOLが著しく低下するため、周囲の人間の大きなケアが必要となると言われています。症状が進むと声を失う筋萎縮性側索硬化症(ALS)やパーキンソン病の患者の方も同様です。人間にとって音声コミュニケーションは、極めて重大な問題であり、これらの患者の方のQOLの向上を目的とした音声コミュニケーション支援サービスの開発と提供が強く望まれています。
本サービスは、従来のような対面での音声コミュニケーションを支援する機能に加え、電話の機能を用いることにより、遠隔地にいる人との音声コミュニケーションを支援する機能も備えています。
本システムは、クラウドに置かれる複数のサーバーシステムと、スマートホン等にインストールされるクライアントプログラムで構成されます。
サーバーシステムは、非常に高品質な音声合成機能などを提供する音声処理サーバー、遠隔地の人との音声コミュニケーションを実現するテレホニー連携サーバー、スマートホン等にクライアントプログラムを提供するクライアントプログラム配布サーバーからなっており、クライアントとして汎用のアンドロイドスマートホン等を採用することにより、本サービスの立ち上げを迅速化することが可能となります。
 
クラウドコンピューティングイメージ図
【図の説明】
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原本作成日: 2012年1月20日; 更新日: 2022年3月3日;