タブレットと音声透かしを利用した劇場型コンテンツ字幕サービスの開発
能楽を鑑賞する聴覚障害者
伝統芸能(能楽)を鑑賞する際に、演目上の音声に付随する字幕情報(原文、現代語訳、外国語、解説字幕など、以下、字幕データ)を、観客に貸し出したタブレットに表示するサービスです。各字幕データを切り替え表示することにより、聴覚障がい者から外国人まで幅広い利用が可能となります。能楽や演劇等の理解を深める字幕データをリアルタイムに複数の観客に同時に表示することが可能な点が特徴です。
観客に貸し出すタブレットには、字幕データをあらかじめダウンロードしておき、演目の進行に合わせて、対応した字幕データの表示を指示する信号を舞台裏よりタブレットへ送ることで実現します。タブレットへの字幕表示を指示する信号送出方法として「音声透かし信号(非可聴帯域の超音波信号)」技術を利用しており、人間の耳には聞こえない音声信号を利用し、タブレットのマイクでこの音声を受信し、演目の進行に合った字幕データを表示します。
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原本作成日: 2016年2月17日; 更新日: 2022年3月3日;