IPテレビ電話機を活用した意思伝達支援サービスの提供(平成19年度NICT助成事業)
全国の重度肢体不自由者、高齢者 また パソコンが苦手な人も対象とする
重度障害者が意思を伝える方法として、パソコンあるいは専用機器を利用した意思伝達装置があります。意思伝達装置は、ひとつの外部スイッチでスキャン式のメニューを操作して文章などを作成し、利用者の意思を伝える機器ですが、価格が約50〜80万円と高価です。また、設置などにノウハウが必要ですが、そのノウハウを持った流通機構が不足しているなどの問題があります。
以上の問題を解決するために、近年急速に普及している家庭向けの市販IP電話機を利用することの研究を、平成18年度 高齢者・障害者向け通信・放送サービス充実研究開発助成金事業「IPテレビ電話機を活用した肢体不自由者支援システムの研究開発」にて行い、基本的な研究を完了しました。
本事業ではこの研究開発結果を活用して、実際のサービス提供を目指します。サービス提供後には、急速に普及しているIP電話が重度障害者にも使えるようになり、その重要性と波及効果は大きなものがあります。本事業の有益性を以下に示します。
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原本作成日: 2008年1月8日; 更新日: 2022年3月3日;