研究開発名 | 視覚障害者向け秘匿通信技術の研究開発 |
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団体名 | 株式会社エム研 |
対象となる人 | 視覚障害者 |
目的 | 現在、視覚障害者にとって他人とのコミュニケーションをとる際、大抵の場合、健常者の助けを必要とするため障害者本人のプライバシーは保たれていない。 このため、本研究開発は電子透かし技術、音声変換技術を応用した秘匿情報発信装置及び秘匿情報受信装置で構成される秘匿通信システムを開発し、視覚障害者のプライバシーに関する情報を本人だけにしかわからないように伝達することを目的としている。 |
概要 | 発信装置側で任意の画像に秘匿情報を埋め込んで、それを印刷して郵送または直接インターネットを経由して送信し、受信装置側(障害者側)で受取った画像から秘匿情報を抽出して音声変換までをシームレスに行う。 |
新規性 | これまでの秘匿通信技術はデータの暗号化等のテクニカルな面に注力している傾向があるが、本研究開発は今までなおざりにされてきた視覚障害者のプライバシーを保護することに焦点を当てた秘匿通信技術の一手法をアプリケーションレベルまで提示した点で画期的である。 |
波及性 | 健常者も高齢に伴い視力が弱まってくるため、他人の介添えなしでプライバシーに関する情報を受取れるという点で本研究成果は非常に有効で波及効果も大きい。 |
有益性 | 視覚障害者本人のプライバシーに関する情報を健常者を仲介させることなく受取れることは当事者にとって非常に有益であり、ひいては障害者の自立を促すことにも役立つ。また、新しい通信手段であるインターネットに対応しているだけでなく、従来の印刷物を媒体とした郵送にも対応していることも利便性が高い。 |
事業化 | 本研究開発成果を活用した障害者向けプライバシー情報配信サービスの事業化を考えており、研究開発終了後1年目に要望事項の汲み上げ、使い勝手の向上、2年目に設備増強、3年目に本格的なサービス展開を行う予定である。 |
研究開発期間 | 平成13年度〜平成15年度 |
本研究開発に関する詳しい情報については以下をご参照ください。HTMLとPDFの2つの形式で提供しています。
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原本作成日: 2002年4月1日; 更新日: 2019年8月16日;