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現在位置: トップページ > トピック記事 > 高齢者・障害者の現状と課題 > 視覚障害のある人のために(その1)「ストローの先で覗くインターネット」

視覚障害のある人のために(その1)
「ストローの先で覗くインターネット」(4/5)

4. 社会に踏み出す視覚障害のある人たち

インターネットは生き方をかえる

書籍の表紙2001年に出版した書籍「障害者と家族のためのインターネット入門」(ISBN4-88134-031-X)の中で、丸山訓英(まるやまくにひで)さんのことを紹介しました。現在は、インターネットの第一線で技術者として仕事をする視覚障害のあるエンジニアです。

彼は、この本のインタビューで「インターネットは生き方を変えたものです。インターネットやパソコンがなかったら今の自分はありません」と語っています。その後、丸山さんはインターネットが縁で知り合ったパソコンボランティアの女性と結婚し、子供も生まれて忙しくも幸せな生活を送っています。

情報の先にある人や社会との結びつき

インターネットが視覚障害のある人たちの情報アクセスの可能性を広げました。そのことが、同時に障害のある人たちの仕事、出会い、生活といったより広い分野のありようを大きく変えてきているのです。「障害のある人にパソコンやインターネットを教えると、家に閉じこもっていつもパソコンの前にいるような生活になるんじゃないか」、と心配する声がかつてはありました。しかし、情報に触れる機会が増えれば増えるほど、情報の先にある人や社会との結びつきを、大きく太くすることが可能になるのです。インターネットはすべての人にとって、社会への扉となりうるものなのです。

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