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障害児の学びのハードルを無くしたい。ICT機器の提供と活用事例の共有で学習を支援するソフトバンクの「魔法のプロジェクト」

1 ICT機器で障害のある子どもたちの学習バリアフリーを目指す

まず、「魔法のプロジェクト」の概要について教えてください。

佐藤里美さん(以下、佐藤):「魔法のプロジェクト」は障害のあることによって学ぶことが容易でない子どもたちをICT端末などのテクノロジーで支援し、学習のバリアフリーを実現するためのプロジェクトです。

このプロジェクトは、多様性のある社会を構築するために、ICTを活用して障害のある子どもの能力や可能性を最大限に引き出し、生活の基盤を盤石にしていくことを目指しています。このプロジェクトは、認知やコミュニケーションが難しい場合、自閉症、読み書き障害、知的障害、肢体不自由、聴覚障害など、障害の種別を問いません。

具体的には、プロジェクトに協力いただける特別支援学校等を募集して選考し、スマートフォンやタブレット端末などを一定期間無償で貸し出し、その活用内容や児童の変化などを報告していただくというものです。

2023年度(2023年4月から2024年3月までの1年間)は、全国の特別支援学校や特別支援学級など31団体に、合計181台のスマートフォンやタブレット、スマートウオッチなどのICT機器を無償で貸し出し、児童・生徒・学生と教員などの2人1組、計37組に活用していただきました。

貸し出し終了後、教員の皆様から教育現場でICT機器をどのように活用したのか、児童がどのように変化したのか、実践研究成果としてレポートにまとめて提出していただきます。そのレポートをソフトバンク株式会社が運営する魔法のプロジェクトのWEBサイトで一般公開しています。

さらに、プロジェクトで優れた実践研究成果を報告いただいた指導者の中から「魔法のティーチャー」または「魔法のマスターティーチャー」を認定しています。「魔法のティーチャー」は優れた実践研究成果を報告した指導者を認定する称号であり、「魔法のマスターティーチャー」は、「魔法のティーチャー」の中から指導的な役割を果たせる力量を持つ指導者を認定する称号です。

その他にも、iPadなどを活用した手作り教材や作り方のヒントを紹介する「魔法の教材館」、動画教材をより分かりやすく、簡単に作成するための方法をお伝えする「魔法の動画クラブ」など、複数のコンテンツをWEBで公開しています。

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