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ICT端末のバリアフリーを叶えるため身体障害者向けのOS操作機器を手掛ける「テクノツール」

3 ICT機器とOS操作の支援機器を活用することで障害者の世界が広がる

テクノツールの製品は、どのような障害を持つ方が使われているのでしょうか?

島田:ユーザーの方の疾患としては筋ジストロフィー 、ALS、SMA(脊髄性筋萎縮症)、脳性麻痺、頸髄損傷などです。

先天的な障害か、後天的な障害かによって機器の種類やニーズは違ってきますか。

島田:基本的にはそれによる違いはありません。ただ、先天的な障害によりパソコン操作をしたことがない人に対して導入するのと、健常者として生活していたときにパソコンを使ったことがある後天的な障害を持つ人が使うのでは、選び方や使い方を変える必要があります。

機器を使用した方の反応で印象に残っているものはありますか。

島田:お子さんの場合はリアクションが素直なので、表情がパッと変わります。親御さんが「この子がこんな事ができるなんて思ってもみなかった」と言って涙を流して喜んでくださったのは印象に残っています。また、成人の ALS の方で、どんどんできなくなることが増えていく中で、うちの製品を使うことで、病気になってから初めてできるものが増えたという声をもらったこともあります。

テクノツールの製品は、身体障害者の社会参加を後押しすることにもつながっているのではないでしょうか。

島田:そうだと嬉しいです。もちろんパソコンをはじめとするICT機器あってのことですが、テクノツールの製品を導入することで家から出るのが大変な人でも、在宅就労ができるようになります。通信ネットワークが充実してきたことで、病弱な子どもでも病院から学校に遠隔で通うなど、いろんなチャンスが広がってきているかなと思いますね。

テクノツールの製品が身体の不自由さを抱える人の役に立てばと語る島田氏
テクノツールの製品が身体の不自由さを抱える人の役に立てばと語る島田氏

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