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手話CG技術 〜将来の手話サービスの充実を目指して〜(1/4)

1 手話CG開発のきっかけ

 NHKは、聴覚障害者に向けたサービスの充実に積極的に取り組んでいます。現在、総合テレビのほか、Eテレ、BS1、BSプレミアムで字幕放送を実施しています。「おはよう日本」「あさイチ」「正午ニュース」「ゆうどきネットワーク」「ニュース7」「ニュースウオッチ9」などの生放送番組にも字幕を付与しています。このようにNHKは、聴覚障害のある方やテレビの音が聞こえにくい方にも、番組の情報を適切にお届けできるように字幕放送を毎年拡充しています。

 字幕だけでなく、手話放送にも積極的で、NHK手話ニュースも一日二回放送しています。

 このように、NHKは聴覚障害者の方々にも正確な内容をお届けする放送に取り組んでいますが、課題もあります。例えば、地震や台風、大雨などの緊急の際に、手話キャスターの手配が難しい場合などもあります。

 そのような災害などの緊急の際に、聴覚障害者の方にお伝えするにはどうしたらよいのか考えた結果、手話CG技術の研究開発を進めることになりました。手話キャスターのような手話をCGで即時に自動で再現できれば、緊急性の求められる状況などに応用できる可能性があるのではと考えました。そこで、実際のニーズや技術面の課題などについて、約2年間の予備調査を行い、2011年に本格プロジェクトに移行しました。

開発中の画面。ニュースの音声を認識し、文節に区切って手話に翻訳する
  開発中の画面。ニュースの音声を認識し、文節に区切って手話に翻訳する

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