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人工聴覚医療情報の発信と磁気ループ補聴システムの導入(1/5)

1 人工聴覚とは?

 聴こえが不自由になった、生まれつき聴こえないなど、難聴の人の聴こえを補うための機器としては、イヤホンで生じた空気振動音を耳栓などから外耳道に伝える「気道補聴器」、内耳が入っている側頭骨を直接振動させて聴こえを助ける「骨導補聴器」、そのほか「人工内耳」などがあります。人工聴覚情報学会では、総称して、人工聴覚器と表現しています。

 補聴器は、周囲の音を拾い、拾った音を増幅させて、外耳道から、中耳、内耳へ送り、聴こえを助ける機器で、一般的に広く普及しています。
 人工内耳は、聴力の低下で補聴器を使用しても音が聴こえず、聴力を補えない人が、音を取り戻すための医療で、手術を行う必要があります。

 内耳は、中耳から送られた振動を、脳に音として認識できるように音声信号に変換する働きをする器官です。人工内耳は、体外に取り付けたマイクで拾った音を、耳の後ろの皮膚の下に埋め込んだ受信装置に電気信号として無線で送ります。その信号が、内耳に埋め込んだ聴こえの神経を刺激する電極となり、脳に音の信号を送ります。最近では、Bluetoothという無線通信の送信機を聞きたい媒体に取り付け、人工内耳に音を飛ばすこともできます。

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