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世界でも類を見ないデータ量を誇る、視覚障害者情報総合ネットワーク「サピエ」(2/4)

2. サピエ図書館データの直接利用

現在、サピエ図書館からパソコンや携帯電話によってダウンロードできるタイトル数は、点字データは13万タイトル以上、音声デイジーデータは2万9千タイトル以上。そして、「オンラインリクエスト」によって利用できる全国の図書館等の資料は、54万タイトル以上あり、さらに増えつつあります。これほどのタイトル数を保有しているサービスというのは、世界でも類を見ないでしょう。

これらのデータは、サピエ図書館の「オンラインリクエスト」を利用している施設の協力によって、各館で利用登録をしている計5万人以上の視覚障がい者をはじめ、多くの方々に利用していただいています。なお、「サピエを直接利用したい」という個人会員の方々は、「オンラインリクエスト」のサービス利用申し込みを直接行い、自宅から簡単に、点字図書や録音図書の貸し出しを図書館に依頼することができます。

サピエのタイトル数の多さは、そのまま、視覚障がい者等の「読書の自由」を広げることに貢献しているのではないかと思っています。人の手を介さずに、自分の読みたい資料を選んで自由に読める機会というのは、視覚障がい者等にとって、今まではなかなか得られなかったものです。それがインターネットを経由することで、初めて得ることができた。この意義はとても大きかったと思います。

サピエを利用するためには、音声ブラウザや音声機器等が必要になります。視覚障がい者の方は、スクリーンリーダー「PC-Talker」や「NetReader」、視覚障がい者以外の方々は「AMIS」の利用がそれぞれ多いようです。点字データの場合は、点字ピンディスプレイや点字プリントなどを活用されていますが、それでもやはり、音声で読んでいる方が多く、音声データのニーズは今後ますます増えていく状況にあると思います。

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