昨年7月に東京で第1回「オヤノコト.エキスポ2008」というイベントを開催しました。
「オヤノコト.エキスポ」は、高齢になるに従って出てくる、日常生活の不安や困りごとを、親子で、家族で解消するためのユーザー参加型のイベントです。
イベントを企画しようとしたときには、意見が二分しました。まだ倒れてもいない親のために、親の老い支度の情報収集などするわけがないというのが大半の意見でした。イベント直前まで、専門家の方たちと研究と議論を重ねました。
おかげさまで「オヤノコト.エキスポ2008」には、2日間の開催で2万人以上の来場者がありました。ご家族二世代で来場された方もありましたし、将来介護が必要になるときのための情報収集に来場された方も多かったようです。
会場は、移動、暮らし、聴こえ、歩き、食べる、コミュニケーション、旅行、介護・福祉などのゾーンに分け、日常生活で使いやすいもの、安全で安心なもの、使うことで快適になるものなどを切り口に選んだ製品やサービスを紹介し、快適なライフスタイルをトータルに提案しました。
高齢者のためのイベントというと、「福祉機器や・介護用品など商品の展示が中心のイベント」と思われがちですが、「オヤノコト.エキスポ2008」では、親のことを気遣うことをコンセプトに、ソフトやサービスの充実をはかりました。来場者からは自分に合った補聴器の選び方、遠距離介護のコツなど専門家によるさまざまなセミナーやきめこまやかな相談コーナーなどが大変好評でした。
2009年は7月4日(土)、5日(日)の2日間に「オヤノコト.エキスポ2009」を開催します。多くの方にご来場いただきたいと思います。
※写真3 「オヤノコト.エキスポ2008」の会場風景
※写真4 (株)イント・コーポレーション代表取締役社長の大澤尚宏さん(撮影/高島秀吉)
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原本作成日: 2009年5月11日; 更新日: 2019年8月7日;