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交通機関のバリアフリー情報を提供する「らくらくおでかけネット」(5/6)

5. 標準案内用図記号について

また当財団では、さまざまな場所で見かける案内用の図記号(ピクトグラム)の策定にも関わりました。図記号は、文字による表示に比べて、一見して内容がわかりやすい情報伝達の方法です。

日本国内では、公共交通関係だけを見ましてもさまざまな案内用図記号が使われていました。同じ内容のことを異なるピクトで表示されていると、迷ってしまいます。

2002年に日韓ワールドカップが開催されたのを機に、交通事業者や研究者、デザインの専門家、利用者などを集めて検討いたしました。世界や国内の2000件ほどの情報を参考にわかりやすい標準案内用図記号125種類を決めました。この標準案内図記号のうち110項目は2002年にJIS(日本工業規格)化されています(JIS Z 8210)。

標準案内用図記号の一例

電車を前から見た図記号
※資料6 鉄道/鉄道駅 地下鉄を含む軌道系交通施設及び鉄道駅を表示

3人が入った箱の上に上下の矢印が書かれた図記号
※資料7 エレベーター エレベーターのある場所を表示

車椅子の下にスロープが描かれた図記号
※資料8 車椅子用スロープ 車椅子が利用できるスロープを表示

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