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聞こえない立場からユニバーサルデザインを提案しています(6/6)

6. 聞こえる人と聞こえない人のコミュニケーションについて

現在、実践女子短期大学の生活福祉学科で、聴覚障害やバリアフリー・コミュニケーション、ユニバーサルデザインの考え方についての講義を受け持っています。すぐに使える手話を教えているのですが、はじめは聞こえない人は話せないとか、障害者は大変、かわいそうなどという固定観念を持っている学生が多くいました。しかし、講義を受け、聞こえない私と接していく中で、結局コミュニケーションというのは聞こえる、聞こえないという問題ではなく、人としていかに対等に向き合い、受け入れられるか、相手を思うことができるかが大切なのだと理解してくれているように思います。

資料の写真
写真2 大学の講義で使っている手作りの資料

仕事の一つで、講演活動も行なっておりますが、パワーポイントソフトを使って、分かりやすく伝えることを心がけています。聞こえない人を対象とするときには、手話がわからない難聴者もいるので、話の内容をすべて文字化し、要約筆記のように見せることもあります。自分が聞こえなくなってから、コミュニケーションのバリアを一番感じていましたから、できるだけ多くの人にわかりやすく伝えたいという気持ちが強いのだと思います。

聞こえない人とコミュニケーションするときのポイントを簡単にあげてみます。

  1. 顔の表情が見える場所で
  2. 口の形をはっきりとさせることを意識する
  3. 表情や、身振り手振りも有効
  4. 大事な話は筆談が確実
  5. 手話を使ってくれると嬉しい!

バリアというものは、ハード面のバリアはもちろんありますが、ソフト面のバリアは人の中にあるもの、自分で作ってしまうものだと思います。
自分で「ここまで」と思えばそこで壁ができてしまいますが、思わなければどこまでも、なんでもできそうな気がしませんか?
いらないバリアは作らなければいい。単純なことですが、それがなかなかできないからみんな悩むのだと思います。一歩踏み出すことに躊躇してしまうのでしょう。
でも、伝えたいと思う気持ちは必ず相手に伝わります。その気持ちにチャレンジしていけば温かなコミュニケーションができると思います。

本の表紙1
※写真3 松森さんの著書
「ゆうことカリンのバリアフリー・コミュニケーション」(小学館)

本の表紙2
※写真4
「星の音が聴こえますか」(筑摩書房)

本の表紙3
※写真5 「ユニバーサル手話シリーズ1
0歳からの手話」(UDジャパン)

松森果林さんの写真
※写真6

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取材日:
平成20年11月20日
取材協力:
■松森果林さん
ブログ 松森果林UD劇場〜聴こえない世界に移住して〜
http://d.hatena.ne.jp/karinmatasumori/
取材者:
独立行政法人 情報通信研究機構 情報通信振興部門 バリアフリーサイト

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