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ユニバーサル社会の実現を目指して 〜東京ユビキタス計画・銀座〜(3/4)

3. 移動制約者への移動支援

もうひとつの試みである歩行者移動支援ですが、こちらも「ココシルR銀座」と同様、現在位置を特定する技術を用いて、個人属性に応じたバリアフリー経路を地図や音声案内等で提供するという実験です。2010 年度は、視覚障がい者に向けた移動支援実験を実施し、携帯専用端末を用いて、音声にて、出発地から目的地までの詳細な誘導案内の提供を行ったり、周辺の簡易情報の提供を行いました。

2011年度は、車いす使用者、高齢者、ベビーカー利用者などの移動制約者を対象とした実験を実施。銀座一丁目から八丁目までの範囲内で、個々の障がいに応じた情報を提供しました。

具体的な実験イメージをご紹介すると、まず携帯情報端末に、経路の種類や段差、幅員、勾配、信号の有無など、使用者に応じた歩行条件を入力します。(例えば車いす使用者であれば、「なるべく地下通路を使わない/使う」、「階段を通行する/なるべく避ける/通行しない」、「スロープを通行する/なるべく避ける」など。)そして、エリア内各所に設置されたマーカ等から発信されるucodeを受信することで現在位置を特定。条件に応じた経路を取得し、バリアフリールートの検索や目的地までの経路誘導、施設情報の検索などができるようになります。

経路案内は地図や実際の写真を活用しながら、文字および音声で提供されます。移動者の個々の状況によって、歩く速度が違ったり、車いすの移動速度が異なったりするので、いかに今いる場所の情報を正確に読み取り、タイミングよく情報を提供できるか、という部分が、今後の開発のポイントになってくると思われます。

携帯情報端末のイメージの写真
携帯情報端末のイメージ

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