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ASPによって広がる「公共施設予約システム」の可能性(5/5)

5. 今後の展開計画

当社の新たな取り組みとして、ユビキタス技術を利用した道案内サービスなども実験的に行われています。街の各所に設置されたQRコードを取得することで目的地までの最短距離を表示させたり、車椅子やベビーカーを利用している方に対しては階段などのないルートを案内する新たな仕組みの情報提供サービスです。

もちろん、こうしたサービスと「公共施設予約システム」と連動させることで、どのルートを行けば目的地の公共施設にはやく辿りつけるかといった情報を得ることも可能です。

また、現在は個人情報保護などの観点からセキュリティの強化に力を入れています。2011年度から地方公共団体を相互に接続する行政専用のネットワークLGWANにもプロバイダとして登録。全国の地方自治体との組織内ネットワークに参加し、セキュリティを強化しています。

今後は、こうしたネットワークを活かし、各地域での利用しかできなかった「公共施設予約システム」を広域で利用できるようにしたいと考えています。例えば、住んでいる場所と会社がある場所、それぞれに共通で利用できるIDの取得など、利用者がもっと気軽に利用できる環境づくりに励みたいですね。

取材日:
2012年1月
取材協力:
株式会社パスコ

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