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アクセシビリティ確保のためにホームページを一新(愛知県日進市)(1/5)

〜シンプルな構造に徹し、記事更新のチェック体制を充実〜

1. シンプルな構造、ナビゲーションに統一するまでの経過について

日進市では平成11年の1月に初期のホームページを立ち上げました。ホームページの構造としては、各課のページからその課の情報のコンテンツへという流れでした。市販のホームページ作成ツールを使用して情報推進担当の担当者が全てのページを作成していました。平成12年度には情報発信をできるだけ活発にしていこうという市長の姿勢もあり、迅速に更新を行うために各課の責任でページをつくり、更新していく体制に切り替えました。50人ほどの職員に講習を行いましたが、各課にアップロードを一任したために、ページ構成や情報量、伝える方法、デザインなどが全く統一されていない状態となっていました。更新の頻度にも差があり、福祉関係や環境、広報関係などの市民に向けて発信する情報が多い課では意欲的に更新しましたが、ほとんど更新されないページもありました。また、各課の担当者のITスキルのレベルによっても、差が生じていたのです。

ホームページ全体の構造にも問題がありました。各課が担当する情報だけをのせている縦割り構造で、ウェブサイト内にある関連情報には注意を払っていなかったのです。利用者という視点が欠けていたのだと思います。そのため、市民の方から「情報を探そうとしてもどこから探していいかわからない」というお叱りをいただいていました。

そんなときに、愛知県全体の自治体による「あいち電子自治体推進協議会」が発足し、「アクセシビリティ向上に向けたホームページ作成ガイドライン」が作成されました。これに準拠したホームページにするためには、大幅なリニューアルが必要だったため、平成17年の事業として全面更新を計画しました。まず愛知県で作成したガイドラインに沿ったものにすることが大前提でしたが、日進市独自の『日進市Web制作・運用ガイドライン』を作成し、ホームページの方向性を定めました。市販のホームページ作成ツールでは、アクセシビリティの対応に限界があると感じていたこともあり、CMS導入の検討を始めました。

日進市のトップページ
http://www.city.nisshin.lg.jp/index.html
※日進市のトップページでは、「暮らしのシーンから探す」「分野から探す」から情報を探すようになっている。
「暮らしのシーンから探す」は、出産・子育、入園・入学、就職・退職、結婚・離婚、税金、ごみ、高齢者、障害者、引越、死亡相談の10カテゴリー、「分野から探す」は住まい・環境、産業・雇用・観光・まちづくり、福祉・健康・医療、教育・文化の4カテゴリーに分けられている。

日進市役所の旧トップページの画像
※日進市役所の旧トップページ

まちづくり推進課の旧ページの画像
※まちづくり推進課の旧ページ

保健センターの旧ページの画像
※保健センターの旧ページ

防災安全課の旧ページの画像
※防災安全課の旧ページ

※日進市役所の旧ホームページ。読み上げソフトに対応していない。各課でデザインが統一されていない。目的を持って情報を探す場合にどこを探してよいのかわからず、全部を見ないと情報が見つけられないなどという意見が多く寄せられていた。

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