拠点研究推進部門では、大学や企業と緊密に連携して情報通信分野をリードする研究プロジェクトを実施していますが、終了プロジェクトの中に情報バリアフリー関連のプロジェクトがあります
字幕番組の制作は熟練者の手作業に拠るところが大きく、これが字幕放送普及を妨げる要因の1つと考えられています。
このプロジェクトでは、「字幕の要約」「字幕の提示タイミングの指定」「字幕の改行・改頁や画面上の配置」などの作業を、コンピュータ技術を活用することにより自動化または半自動化し、字幕番組を効率的に制作する技術の開発を行いました。
フェーズ1ではニュース番組、フェーズ2ではドラマ・バラエティ等の録画番組を中心に技術の開発を、またこれらを統合化したモデルシステムの開発を行った結果、実用性の高いシステムの構築に成功しました。
これにより字幕番組制作に要する時間を従来の1/3〜2/3程度の作業時間で制作することが可能となりました。
現在、上記の成果を用いた字幕制作装置の商品化に向けて調整が行われているところです。
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原本作成日: 2005年10月31日; 更新日: 2019年7月31日;