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目が見えにくい人、見えない人、見える人。誰もが視覚障害の気づきを得られる「Vision Park」

2 情報コンシェルジュが一人ひとりに合った情報を伝える

情報コンシェルジュの別府あかねさん
情報コンシェルジュの別府あかねさん

見えにくい人の場合、どのエリアで自分に役立つ情報や体験を持てるか、すぐには分からないケースもありますか?

別府:サポートが必要な人にはスタッフが声をかけ、ご要望をお尋ねします。私は情報コンシェルジュとして、福祉制度からちょっとした生活のコツまで、さまざまな役立つ情報を相談者にお伝えしています。
例えば、字が読みにくい人には拡大読書器を紹介したり、目が見えないけれど読書がしたい人にはオーディオブックをお勧めしています。障害者手帳を取得したら機器の購入に補助制度が利用できることや、iPhoneやiPadも人によっては拡大読書器のように使えるといったお役立ち情報も喜ばれますね。

一人ひとりの見え方や要望に応じたアドバイスをしているのですね。

別府:ほかにも、キッチンエリアには倒れても中身がこぼれない醤油差しや、目盛りを見ずに使える計量カップが置かれ、料理をしたい人には喜んでいただけます。ロービジョンの方には、コントラストを工夫するようアドバイスしますね。例えば、白い食材は黒いまな板に置くと見やすくなるんです。

ウェブサイトの公開スケジュールから、他団体の相談日やイベント開催日が確認できる(画像は2019年1月のスケジュール)
ウェブサイトの公開スケジュールから、
他団体の相談日やイベント開催日が確認できる
(画像は2019年1月のスケジュール)

障害の程度や必要なサポートは患者さんによって大きく異なると思います。適切な対応をするための工夫などはありますか?

別府:ネクストビジョンのスタッフだけではなく、ほかの支援団体や特別支援学校の方も相談員としてビジョンパークで一緒に相談対応をしています。私たちも相談者の必要に応じて柔軟に他団体を紹介するようにしています。

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