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ICT端末活用のオンライン医療システム「YaDoc」で次世代型診療を実現させる

3 福岡市における「YaDoc」の実証実験では有用性が認められた

福岡市が推進している超高齢社会への対応「福岡100」プロジェクトの一事業として、2017年4月より、「YaDoc」を市内の医療機関で試験運用して、有用性と安全性の検証を行いました。その結果、医師をはじめ通院が困難な外来患者や在宅医療患者への有用性が評価されました。

医師からは次のような声が聞かれました。

・「実際に『YaDoc』でオンライン診察を実施してみると、密度の濃い診察ができることに気が付きます」
・「最初は患者さんがスマートフォンを使いこなせるかどうか不安でしたが、高齢の方でも問題がなく使えたことに、オンライン診察の可能性を感じています」
・「患者さんの皮膚の腫れ方や傷の情報を見ながら、適切な薬を選択するなどの診断を行っていました。視覚情報が増えることで、医療の質は格段に上がることを実感しました」
・「問診で得た情報は即時にスコア化され、グラフ化されます。経時的な変化を見ることができるので前回の診察と比較することができます」

続いて、患者からの感想は次の通りです。

・「オンライン問診では伝える内容も自分で考えるのではなく、チェック項目なので伝え漏れがなくちゃんと伝えられていると感じます」
・「症状が刻々と変化していく中で、どう対応すればいいのかわからず不安になることは多くありましたが、YaDocを通じて顔を見て話を聞いてもらえる安心感や家から先生に相談ができるという相談のしやすさには助けられました」

医師からすると、病院では多くの患者を待たせているため、訪問診療の場合は移動に時間を取られる、どうしても一人の患者に対する診療時間が短くなってしまいます。それが「YaDoc」を導入したことで患者を待たせずに、より密度の濃い診療時間を確保できたといいます。また高齢の患者の通院には家族の協力が必要ですが、在宅での診療にすることで通院の負担がなくなったとおっしゃっていただけました。

また、患者からすると、とにかく病院での待ち時間の長さに不満を抱えているケースは少なくありません。高齢になると待合室で長時間座っているのは、身体の負担にもなってしまいます。「YaDoc」では自宅で医師の顔を見て、マンツーマンの診療を受けられることから負担も少なく、逆にオンラインを経由することで、いろいろな話ができるようになったとおっしゃる方もいました。

トータルでは、診療時間を十分に取って充実させることができたという医師の声と、通院による負担が解消されたという患者の感想が多く、医師と患者、双方にとって無駄な時間をなくしたより良い診療ができるような環境を「YaDoc」が提供できることが確認できました。

高齢者の使いやすさも考えて、シンプルな画面設計に注力した
  高齢者の使いやすさも考えて、シンプルな画面設計に注力した

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