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次世代型の在宅向けロボットシステムで高齢者の健康行動を促進

1 ロボットを活用して正しい体操に導く

株式会社シャンティは、高齢化社会における医療介護現場の人材不足、また年齢や障害を問わない快適な暮らしをロボットで支えようと、医療×ロボットの事業を創り出してきた会社です。最初に、山下さんから「健康管理・健康啓発アプリ連動ロボットシステム(以下ロボットシステム)」開発の経緯をうかがいました。

2016年に、医療分野の産学連携を促すイベント「病院イノベーション展」へ足を運んだ時に、運動器リハビリテーションを専門にする北里大学の高平尚伸教授が、ロコモティブシンドローム体操の動きと効果を独自の研究結果をもとに論理立てて解説した展示を目にしました。また、カメラで動きをセンシングして、正しい姿勢に導くという手法で特許も取得されており、センシングの部分をロボットで代替できないかと考え、共同開発を提案しました。

まず手始めに、Pepper(ペッパー)による体操啓発システムを病院待合室に設置。実証実験では、Pepperにkinect(キネクト)センサーというカメラをつけて、高平教授が特許を取得した体操に準じた動きの映像をモニターに出しました。実際に待合室にいる患者がそれを真似て動くと、センサーで計測し、たとえばスクワットのパートでは、Pepperが膝を曲げすぎ、などとアドバイスするという仕組みです。これは、2016年に実施しました。

実証実験時に、待合室で体操の指導をしても結局、体操は継続することが大事ということで、在宅で継続できないかと2017年度は在宅で高齢者にやっていただこうと、Pepperよりもぐんと小さくて持ち運べる「RoBoHoN」で実施することになりました。「RoBoHoN」はシャープが開発した、テレビ電話もできるロボットです。カメラ機能もついているので、体操のレクチャー動画と連動して、たとえばスクワットであれば腰を落としきったところなど、体操のポイントとなる姿勢を撮影。その画像をクラウドでストックします。それを医師や理学療法士が閲覧して、患者にフィードバックするシステムを開発しました。

励ましの声をかける「RoBoHoN」。体操実施者の動きを撮影した画像は医師などによる管理に役立つ
  励ましの声をかける「RoBoHoN」。体操実施者の動きを撮影した画像は医師などによる管理に役立つ

実際に自宅で「RoBoHoN」を活用し、体操している実証実験時の様子
  実際に自宅で「RoBoHoN」を活用し、体操している実証実験時の様子

また、同時に在宅での体操を継続させるために、理学療法士からの定期的なアドバイスも必要になるだろうと考え、「kubi」というロボットも導入しました。タブレットを装着してテレビ電話ができるロボットで、見たいところがあれば「kubi」を操作して角度を自在に変えることができます。タブレット自体が理学療法士の顔になるロボットです。理学療法士と会話しながら体操を行い、アドバイスを受けながら正しい体操の仕方を習得できるシステムです。もちろん医学療法士だけではなく、医師との遠隔診療にも使用できます。

「kubi」は遠隔地にいながら、顔を動かすように見たいところにタブレットを向けられる使い勝手の良さが特徴
  「kubi」は遠隔地にいながら、顔を動かすように見たいところにタブレットを向けられる使い勝手の良さが特徴

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