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身体障害や距離を超えて交流する分身ロボット「OriHime」で新時代のコミュニケーションを実現

3 高齢者や無菌室に入院する大切な家族と分身ロボットで交流

もともと、ロボット「OriHime」は会えない家族と一緒の時間を過ごすために開発され、今もその用途で使われるケースも多くあります。高齢で結婚式に足を運べない祖父母などの身内を少しでも近くに感じたいという思いから、実際に結婚式で「OriHime」をレンタルされたことも20回ほどあります。

無菌室に入院している小学生のお子さんが、自宅にOriHimeを置いてコミュニケーションを取られていたケースもありました。そのお子さんにアンケートを取ったところ、楽しかったことに「家族と一緒にテレビを観たこと」との回答がありました。このことからも、「OriHime」が相手と一緒に過ごしている感覚で、一緒の時間を共有できるロボットであることが、お子さんにも実感していただけたのだろうと思います。

「OriHime」を置くことで、まるでその人がそこにいるかのように感じられるためにも、本人に見えてくるデザインにこだわりました。最初は、ぬいぐるみのようなデザインのアイデアも出ましたが、試してみたところ、キャラクター性を持たせてしまうと、本人ではなくあくまでキャラクターとして見られてしまう結果になりました。特徴をプラスするのではなく、マイナスしていった結果、デザインのコンセプトとして確定したのが「能面」です。能面は表情がないデザインでありながら、動きによって、徐々に感情やその人らしさが見えてきます。能面のコンセプトをロボットに落とし込んでいきました。

たとえば、会話で話すときに視線を合わせることも、重要な要素だと考え、目の形については視線を感じやすいネコや小動物的な目にすることで、見られている気配を感じ取れるようにデザインしています。また、サイズは邪魔にならず、かつ存在感があるよう調整。その結果、高さ21.5cm、幅約15cm(腕を畳んだ状態)、奥行き約23cmの大きさがベストだろうという結論に行きつきました。まだまだ改良の余地はあるかと思いますが、しばらくはこのサイズでいこうと思っています。

「OriHime」のサイズについては開発メンバーで議論を重ねた
  「OriHime」のサイズについては開発メンバーで議論を重ねた

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