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70年にわたる技術革新が創りだす「聞こえ」の進化。
最新の補聴援助システム「Roger(ロジャー)」

2 集団補聴援助システムの進化

集団補聴援助システムとは、離れた話者の声を騒音や反響音に邪魔されることなくクリアに聞くこと、話者の声を複数の受信者が同時に聞くことを可能にするシステムを指します。主に聾学校などで聴覚障害を持つ子供たちの言語獲得を目的に開発が進められてきました。その歴史は古く、1945年には有線ケーブルでつなぐ仕組みが開発され、その後、音声磁場を使った「ループシステム」、「赤外線システム」といった無線システムが登場しましたが、干渉の問題や使用場所が限定されるという課題がありました。そこで、1968年に話者の声をFM電波に乗せて、補聴器・人工内耳に届けるシステムが開発され、2000年代にかけて学校を中心に普及が拡大しました。ただ、FMシステムには隣接チャンネルの送信機を近くで使用すると、電波が干渉しやすいという特徴があり、それを防ぐために教室ごとに使用するチャンネルを割り振るので、実機を使ってすみずみまで確認をする必要がありました。

2013年、デジタル無線方式を使ってFM電波の課題を解決した、フォナックの新システム「Roger(ロジャー)」が登場しました。これはマイクを装着した話者の声を、従来のFM電波の代わりにデジタル信号を用いて届けるシステム。干渉の問題が解決したほか、騒音抑制機能の追加、自動音量調整機能の強化により、アナログでは難しかった使用環境でも更なる言葉の聞き取りが可能となりました。また、ボタン操作一つで集団補聴援助システムのネットワークに入れるなど操作が簡単になったことも、大きな特徴の一つになっています。

ロジャーでは話者がマイクを付けデジタル電波で聴者に音がダイレクトに届くので、声をよりクリアに聞き取ることができる
  補聴器・人工内耳では話者と距離が離れたり、騒音や反響音の影響を受けたりすると聞き取りづらくなる。
ロジャーでは話者がマイクを付けデジタル電波で聴者に音がダイレクトに届くので、声をよりクリアに聞き取ることができる。

ロジャーではボタン一つで複数の受信機を集団補聴援助システムのネットワークに入れることができる
  FMシステムで必須だったチャンネル管理が不要。
ロジャーではボタン一つで複数の受信機を集団補聴援助システムのネットワークに入れることができる。

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